プログレッシブパスとは?サッカーの前進を測る指標を徹底解説
Arsenalyze
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「プログレッシブパス」はここ数年で一般的になったサッカー指標の一つだ。Fbref などのデータサイトでも見かけるが、正確な定義を知らずに使っている人も多い。この記事で徹底的に解説する。
定義
プログレッシブパスは、以下の条件を満たすパスのことを指す(StatsBomb / Opta 定義)。
パスの受け手がボールをゴールラインに少なくとも10m近づけた場合、ただし自陣ゴールから40m以内は除く
つまり単なる「前へのパス」ではなく、意味のある前進を伴ったパスのみがカウントされる。
なぜ重要か
従来のパス指標(パス数・成功率)は量や精度を測るが、チームが「どれだけ前へ運べたか」は測れない。プログレッシブパスは攻撃の質的な側面を捉える点で優れている。
たとえば、横パスやバックパスを繰り返すチームと、積極的に前進するチームは、パス成功率が同じでも攻撃性は全く異なる。
アーセナルへの応用
2024-25シーズンのデータでは、ライスがプログレッシブパスのチームトップ(平均8.4本/90分)を記録している。これは彼のビルドアップにおける役割の大きさを定量的に示している。
一方、ジョルジーニョ在籍時のシーズンと比較すると、ライスはより縦へのパスを好む傾向があり、攻撃の速度感が変化したことがデータからも読み取れる。
まとめ
プログレッシブパスは「攻撃の推進力」を測るシンプルながら強力な指標だ。次回試合を観る際に、どの選手がどれだけ前進できているかを意識してみると、新たな発見があるはずだ。